オトシブミ歩けばゾウムシが佇む
昆虫好きな俳人も多いので、「昆虫図鑑」というカテゴリーを作っていたのですが、その事実を忘れてました。虫が嫌いな人も是非、ご一緒に句材だと思って観察していただければと思います。
◆俳号 あたなごっち
◆お便り
組長、兼光さん、夏井&カンパニーの皆さん、こんにちは。
広島のあたなごっちです。
今日は、三夏の季語「落し文」も含め、あまり役に立たないお話です。
昨年から続くコロナ禍ではじめた散策も1年以上が過ぎ、植物や鳥、虫の撮影という趣味のおまけが加速しました。「落し文」をつくるオトシブミという虫は20種類くらい。その何種類かにも出会えました。器用に若葉を切り取り、中に産卵し、クルクル巻いて・・・見ていて飽きないです。
例えば、ヒゲナガオトシブミのオス(大きさ10mmほど)
まるでキリンのように長い首です。
メスはさほど首は長くないです。
くだらない洒落ですが、私もコロナ禍が一日も早く治まることを首を長くして待ちたいと思ってます。
絶対に感染してほしくない大切な人が周りに何人もいるからです。
さて、その一方で「1600種類はいる」といわれるのがゾウムシたちです。
口吻が長く伸びる小さな虫たちです。
例えば、イヌビワシギゾウムシ(大きさ4mmほど)
イヌビワに口吻で穴を開け、産卵するゾウムシです。まるでゾウのように長い鼻です。こいつらはこいつらで可愛くて、ついつい「種類もずいぶん多いのに、なぜ季語に選んでもらえないのだろう?」と思ってしまいます。
以上、『キリンさんとゾウさん』を、「夏井さんの誕生祝い」ということで贈らせていただきます。
「こんなん要らんわ!」と言われそうですが・・・
広島のあたなごっち(芦田川のタナゴたちの略)より、心を込めて
- 2021.05.17 Monday
- 昆虫図鑑
- 07:00
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- by 夏井いつき