宝厳寺吟行 銀杏の下の起き上がりこぼし
道後俳句塾二日目は、定点観測。
今年もみなで宝厳寺まで歩き、俳句のタネを探します。
六年前の宝厳寺の火災。本堂庫裏が全焼した大火事でしたが、
境内の二本の銀杏が山門への延焼を防いでくれました。
このちっちゃい起き上がりこぼしは、再建応援グッズ。
税悦嬢が写真を送ってくれた。さんきゅ♪
伊月庵では、冷たいお茶と山田屋まんじゅうのお接待。
佳き時間でありました。
今日の勉強会では知らない言葉もありました。「ポポ」という果物とか、「さくらねこ」という切ない名前とか。その中に「心室除細動」ってのがありました。専門用語は知ってる人に教えを請いながらの勉強会。知るということ、学ぶということのなんと楽しいことでしょう。
さらに俳句集団「いつき組」国境のない医師団の一人、克巳@夜のサングラス・・・からの追加情報。あの句は、そういうことだったか・・・!
おつかれさまです。初めての吟行、たいへん勉強になりました。
ありがとうございました。
心室細動とは心室が震えるような不規則な動きをすることで、心停止とほぼ同義語です。話に出ていた心房細動とは重篤性において全く異なります。心室除細動とは電気的にそれを止めるカウンターショックの手技あるいは拳で胸を強く打つ手技、もしくはその機械を指します。AEDもそのひとつです。つまり、心停止状態の人を救う、救命処置です。桐一葉は滅亡寸前を表す季語ですので、一葉、一葉と繰り返すことで、何度もカウンターショックを繰り返している絶望的な様子を読んだものと考えられます。緊迫した状況を17音に込めた、身の毛もよだつような句と詠めました。以上私的感想でした。
東京は雨のようですね。お気をつけ下さい。 克巳
- 2019.09.15 Sunday
- スパイシーな日常
- 22:46
- comments(11)
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- by 夏井いつき
いろいろなことを学ばせていただけた濃い二日間でした。
とてもかわいい起き上がりこぼしさんに、宝厳寺の再建応援とともに、厚かましくもさまざまなことをお願いしてしまいました(笑)
初伊月庵、そして初山田屋まんじゅうと、初体験も多くて、本当に楽しかったです。
また来年も参加したいと思います♪
ありがとうございました!