昨日、NHK松山局制作『それ行け俳句キッズ』のロケで道後界隈を歩いていたら、観光ガイドのオジサンたちが何人も声をかけて下さいました。
俳句新聞『いつき組』の「放歌高吟」エッセイにも書きましたが、松山を訪れた皆さんがどなたでも気軽に利用できる句会場を建てます。名前は「伊月庵(いげつあん)」です。
「道後の完成は五月末の予定です」とお答えしますと、こんな答えが。
「上人坂に庵が建てば、そこに人も集ってくれます。今回の庵は、道後の希望の光になります」
庵の完成を、道後の皆さんが楽しみに待って下さっている。
嬉しいことです。
松山を訪れる俳句ファンの皆さんが、上人坂を目指してのぼってきて下さる。
嬉しいことです。
仕事というものは、「三方良し」でなくてはいけないと思っています。
「三方良し」とは、「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」の三つの「良し」。売り手と買い手がともに満足し、また社会貢献もできるのがよい商売であるという、近江商人の心得をいったものです。
普通の仕事でも「三方良し」を目指すわけですから、俳句を生業にする私たちは三方どころか、四方も五方も満足してもらえるように考えていくことが肝要です。自分たちの権利やら利益やらばかりに気を取られていると、私たちのような仕事はコケてしまう。強く肝に銘じております。
「希望の光の庵です」と伊月庵の完成を待って下さる。
嬉しいことです。
そんな夜にたまたま訪れたのが、こんな店でした。
堀端テラスの三階。高価そうな店に見えますが、それなりにリーズナブル。
夜の堀端が見下ろせて、ロケーションも素敵です。
美味しい料理を堪能して、明日への活力を満たしました。
ごちそうさまでした♪